廃棄物のWTE(Waste to Energy) 廃棄物をエネルギーに変えるために

廃棄物のWTE(Waste to Energy)
廃棄物をエネルギーに変えるために~未来のために、子どもたちへ美しい地球を残すために~
毎日出るごみ、その処分が地球に大きな影響を与えていることは誰でも知っている。一般的には「ごみの焼却」は二酸化炭素の排出や地球温暖化のイメージが強く、ネガティブに捉えられがちだ。しかし、廃棄物の世界には「Waste to Energy(WTE:廃棄物をエネルギーに変える)」という考え方があるのをご存知だろうか。これは単に廃棄物を処理するだけでなく、それを資源として活用し、環境に貢献する持続可能なアプローチだという考え方だ。「環境省の産業構造審議会環境部会資料廃棄物からのエネルギー回収(Waste to Energy)について」(2007年)では、廃棄物焼却時のダイオキシン問題を解決するための「廃棄物発電」を提起している。国内1645ヶ所のごみ焼却施設のうち発電可能な施設は20份(303施設)に達し、全国のごみ焼却発電の発電量は年間約78億*ロ?アワー(東電の100万キロワット級原発1基分に相当)する」とある。
これまでの廃棄物処理は、最終処分場に埋め立てるか、または焼却して量を減らすかといった方法がとられてきた。しかし、焼却によって得られる熱エネルギーを再利用し、電カや熱源として活用することを目的とし、これにより、廃棄物がエネルギー源となり、地球資源の節約につながるという考え方がトレンドに。また「Waste to Energy」はカーボンニュートラルな廃棄物を活用することで、新たな二酸化炭素の増加を防ぎ、地球温暖化対策としても効果的だ。
この「Waste to Energy」の考え方の根本には「持続可能な廃棄物管理」がある。この考えを実践しているのが、沖縄県うるま市のトマス技術研究所(福富健仁代表)で、25年前に開発された超小型焼却炉「チリメーサー」がそれだ。何を燃やしても煙が出ず、法規定の50分の1しかダイオキシン類を排出しないという驚異的な性能を持っている。また、とくに有資格者や特別な訓練がなくても運転できるというスグレもの。
トマス技研はさらに『サーマルチリメーサ一』を開発し、焼却で出る熱を利用してお湯を沸かすことができるようにした。そして発電するシステムの特許も取得したという。まさに脱CO2「Waste to Energy」な焼却炉といえる。