離島の産廃処理問題解決へ:宮古新報2025/04/09掲載
宮古新報2025/04/09に掲載されました!
以下は記事の要約です。
離島の産廃処理問題解決へ~トマス技術研究所が説明会を開催~
2025年4月7日、宮古島市内の建設会社を対象に、トマス技術研究所(代表:福富健仁)が開発・販売する小型ごみ焼却炉「チリメーサー」の説明会が開催されました。会場は宮古建設会館で、宮古電気工事業協同組合の会員企業6社が参加しました。
福富代表は「私は離島の困りごとを理解している。わが社では、簡単に使える製品、地域のニーズに応える製品を開発したい」と語り、製品の特長や優位性について説明しました。
チリメーサーは、灯油と水道水、空気で稼働する最新型の全自動焼却炉で、単相100Vの電源で動作します。遠隔操作によるごみ処理も可能で、煙を出さず、超低ダイオキシンを実現しており、公的機関への届け出も不要です。現在、島内での稼働台数は22台となっており、今後の普及が期待されています。
トマス技術研究所は、製品納品後のアフターケアやメンテナンスにも力を入れており、特定機種については限定台数で大幅な割引が適用されるキャンペーンも実施中です。
また、宮古島市では昨年2月、ある産廃業者が無許可で産業廃棄物の中間処理を行っていたことが発覚し、市は収集運搬業の許可を取り消しました。県からも産業廃棄物処理に関する行政処分が下されています。
島内では、一般ごみ、生ごみ、廃プラスチック、木くず、廃タイヤ、海洋ごみなど多岐にわたる廃棄物の処理が課題となっており、今回の説明会はその解決に向けた一歩として注目されています。