環境にやさしいチリメーサーが実現するWaste to Energy

Waste to Energy「ゴミからエネルギーへ」

~ 未来のために、子どもたちへ美しい地球を残すために ~

毎日出るごみ。その処分が、子どもたちに残す未来の地球に大きな影響を与えていることを私たちはどれほど考えているでしょうか?一般的には、ごみの焼却は「二酸化炭素の排出」「地球温暖化」のイメージが強く、ネガティブなものと捉えられることが多いかもしれません。しかし、廃棄物の世界には「Waste to Energy(WTE、廃棄物をエネルギーに変える)」という考え方があります。これは、単に廃棄物を処理するだけでなく、それを資源として活用し、環境に貢献する持続可能なアプローチなのです。

本記事では、なぜWaste to Energyが子どもたちに美しい地球を残すために必要なのか、そして弊社が開発した小型ごみ焼却炉「チリメーサー」がどのようにその実現をサポートするかについてお話しします。

 

Waste to Energy:持続可能な廃棄物管理の考え方

従来の廃棄物処理は、最終処分場に埋め立てるか、または焼却して量を減らす方法が一般的でした。しかし、Waste to Energyの考え方は、焼却によって得られる熱エネルギーを再利用し、電力や熱源として活用することを目的としています。これにより、廃棄物がエネルギー源となり、地球資源の節約につながるのです。また、Waste to Energyは、カーボンニュートラルな廃棄物を活用することで、新たな二酸化炭素の増加を防ぎ、地球温暖化対策としても効果的です。

 

カーボンニュートラルとは?

では、なぜカーボンニュートラルだと二酸化炭素の増加を防ぐことができるのでしょうか?

植物は成長するとき、光合成というしくみを使って、空気中にある二酸化炭素(CO₂)を取り込んでいます。光合成は、植物が太陽の光を使ってエネルギーを作る方法です。このとき、植物はCO₂と水を使って自分の体(葉や茎、木の幹など)を作り、酸素を放出します。

植物(たとえば、木)は育って大きくなる過程で、たくさんのCO₂を取り込みます。木が育つと、その中に「吸収したCO₂」が蓄えられている状態になります。このCO₂は、木が燃えたり、分解されたりしない限り、外には出てきません。

この木が燃やされると、取り込んでいたCO₂が再び空気中に戻りますが、これはもともと大気中にあったCO₂です。そのため、「燃やしても、もとのCO₂の量に変化がない」ことになります。新しくCO₂を増やしているわけではないため、CO₂の排出量が「プラスマイナスゼロ」と言えます。この状態を「カーボンニュートラル」と言い、地球温暖化を悪化させないCO₂の管理方法とされています。

 

チリメーサーが実現するカーボンニュートラルなごみ処理

弊社の小型ごみ焼却炉「チリメーサー」は、廃棄物を燃焼してエネルギーに変えるだけでなく、カーボンニュートラルの観点でも優れた環境性能を備えています。バイオマスなどカーボンニュートラルな廃棄物を焼却することで、排出するCO₂が地球温暖化に悪影響を与えることなく、未来のエネルギーとして再利用できます。

つまり、「チリメーサー」を活用した焼却は、CO₂を増やすことなくエネルギーを得るための持続可能な手段です。このようなカーボンニュートラルな廃棄物処理を採用することで、私たちが残す地球環境を守り、未来の世代に美しい地球を引き継いでいくことが可能になります。

 

環境にやさしい焼却炉「チリメーサー」

弊社の「チリメーサー」は、小型でありながら高い効率と環境保護性能を備えた焼却炉です。特筆すべきは、何を燃やしても煙が出ず、法で定められた基準の50分の1しかダイオキシン類を排出しないという驚異的な環境性能を持っていることです。これにより、周囲の環境を汚染することなく、安全かつ安心してごみ処理が可能になります。

従来の焼却炉に比べ、「チリメーサー」は以下の点で特に優れています:

  • 無煙焼却:どのようなごみを燃やしても、煙が出ないため、周囲の空気環境に与える影響を最小限に抑えます。
  • ダイオキシン類の抑制:高温で焼却することにより、有害物質であるダイオキシン類の排出を法定基準の50分の1にまで抑え、環境への負荷を軽減します。
  • 省スペース設計:小型で設置場所を選ばないため、企業や小規模施設、コミュニティ単位での持続可能な廃棄物管理が可能です。

 

チリメーサーで広がるWaste to Energyの可能性

チリメーサーは、その優れた環境性能により、家庭やオフィス、小規模の事業所でも気軽に利用でき、Waste to Energyの実現に大きな一助となります。また、その無煙性と低ダイオキシン排出性能から、都市部や住宅密集地でのごみ処理も安心して行えるため、地域社会に貢献できる製品です。

このような廃棄物処理技術の進化は、私たちがより持続可能な社会を築くための重要なステップです。従来の方法では、廃棄物はただの「ごみ」でしたが、チリメーサーによってそれが「エネルギー資源」として再利用されることで、私たちの暮らしが地球に優しいものへと変わっていきます。

 

子どもたちに残す未来のために、今私たちができること

私たちは未来を生きる子どもたちに、汚染された地球ではなく、青い空と緑豊かな自然が残された地球を贈りたいと考えています。日々のごみ処理の選択が、その未来に大きな影響を与えるのです。チリメーサーのような環境に配慮した焼却炉を使い、Waste to Energyを実現することは、地球環境を守るだけでなく、私たち自身の生活をより持続可能なものに変える第一歩でもあります。

ごみを「燃やす」ことは、決して悪いことではありません。正しい方法で燃やし、排出されるエネルギーを有効活用することが、私たちの地球を守るための新しい選択肢なのです。チリメーサーを通じて、私たちは日常のごみが未来のエネルギーへと変わる瞬間を体験し、それが次世代への贈り物になることを実感していただけると信じています。

持続可能な社会の実現には、企業だけでなく、私たち一人ひとりの意識と行動も重要です。未来のため、子どもたちのために、私たちができることを考え、行動に移していきましょう。

 

サーマルチリメーサー

弊社のWaste to Energyの取り組みである『サーマルチリメーサー』は、ゴミの焼却で出る熱を利用してお湯を沸かすシステムです。電気を発電するシステムも特許を取得しました。

サーマルチリメーサーの詳細はこちらから>>

 

 

 

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2024年11月12日ブログ