チリメーサー海外調査活動開始
海外事業展開
インドネシア島嶼地域における小型焼却炉チリメーサーの普及に向けた調査活動開始
現在、東南アジア諸国では、人口増加や急速な経済発展の裏で、急増する廃棄物の問題がが深刻な状況になっています。 トマス技術研究所におきましても、以前より海外への事業展開を検討しておりましたが、2014 年インドネシアにおける「島嶼地域における環境に配慮した 小型焼却炉の普及に向けた案件化調査」の申請が、JICA の中小企業海外展開支援事業案件化調査として採択された事を契機に、海外への事業展開に向けた取り組みをスタートしました。
第一回目の調査は2014年11月2日から11月13日にかけて行いました。
調査活動の主な内容は次の通りです。
・ジャカルタ州知事への表敬訪問
・インドネシア工業省、エネルギー鉱物資源省、インドネシア環境省、
バリ島、ロンボク島にて、調査趣旨の説明及び状況のヒアリング
・現地廃棄物処理施設の視察及びごみ収集業者との意見交換など
現在インドネシアにおける廃棄物処理の問題点は以下のようなものです。
・増加する廃棄物に対し、適切な対応がなされていない
・埋め立て処分場周辺地域の衛生問題、健康面への悪影響
・廃棄物排出量の増加
・ごみ処理に関する運用管理システムの未整備
以上の問題解決にチリメーサーが有効か、また焼却処理コスト、導入にあたって経済的効果が期待できるかという点も含めて調査・検証を行っております。