東京都対応型 TOKYOチリメーサー
東京都でごみを自社処理したい。チリメーサーなら地球にやさしい処理が可能です。
東京都の条例で、小型焼却炉(火床面積0.5平方メートル未満)の導入が原則禁止とされておりました。そのことで都内でのチリメーサーが活用が難しい状況でしたが、この度トマス技術研究所は火床面積0.5平方メートルの「チリメーサーTG-50TK」を開発。東京都でも小型で高性能な焼却炉が活用できるようになりました。
沖縄発!!環境保全を第一に考えた焼却炉
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設備の仕様
製品パンフレット
速報! 全国版経済雑誌 月刊コロンブス(2024年1月号)記事
青ヶ島からのニーズで東京型を開発
導入から1年、その性能を点検!!
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沖縄県のモノづくりを牽引するトマス技術研究所(沖縄県うるま市:福富健仁代表)は「自然を守る。技術で社会に貢献する」を企業理念に、煙が出ない、ダイオキシンがほとんど出ない超小型焼却「チリメーサー」を開発。以来、顧客のニーズに合わせカスタマイズに努めてきた。
さて、東京都青ヶ島村は島民約170人、東京から南に360キロメートル、ハ丈島からでも70キロメートル離れた絶海の孤島。これまでこの村では汚泥処理場をつくり、最終的にはたい肥として再利用したり、生活ごみは中型焼却炉で焼却処理したりと、島の実情にあわせて「すべて島で解決できるように」と自前のインフラ整備をすすめてきた。ところが、運搬費用の負担が大きい木造家屋の解体ゴミや自然災害による倒木などの大型ゴミについては、その処理に苦慮してきたという。相談を受けたトマス技研東京事務所(NPO法人ふるさと往来クラブ)は「チリメーサー49型」の導入を提案した。が、東京都の条例により超小型は設置できないことがわかり再チャレンジ。モノづくり魂に火が灯き、短期間に49型の性能はそのままに、煙を出さず超低ダイオキシンで、ゴミを適正に処理することができる都仕様の「東京チリメーサーTG-W50TK型」を開発した。設置までには土台の整備、機材の輸送、島での工事と時間はかかったが、2022年3月、青ヶ島村に小型焼却「チリメーサー」を設置できた。立川住夫村長は「小さな島の脱炭素活動の願いがかなった」と喜んだという。
2023年には、排ガスなどの検査運転につづいて、28日、29日には機器類のオーバーホールなどのメンテナンスを行った。担当したのは沖縄本社の技術担当の比嘉賢次さん(52歳)。比嘉さんは「燃焼数値はとても良い状態で、よく使えていると思った。さらに煙感知センサー、ブロアーの確認、清掃、燃料が不具合なく潤滑するよう部品の確認と整備を行った。人為的な運用のミスがないように、安心して使えるように注意深く点検した」と話す。さらに「炉内は800°Cを保つようにしたほうが機器類が状態よく長持ちできる」といったアドバイスも。そして、塩害でサビがでてきた本体を半日かけてサビを落し、下地のサビ止めを塗り、仕上げ材の塗布と一日がかりで整備。「チリメーサー」を「これからも島の人々の役にたつように」と蘇らせた
沖縄の海と太平洋の孤島を「チリメーサー」がつなぐ。これからも注目していきたい。
速報! 全国版経済雑誌 月刊コロンブス(2022年5月号)記事
沖縄で大活躍の「チリメーサー」
いよいよ東京都へ初導入‼️
こちらのトマス技術研究所YouTubeチャンネルからもご覧頂けます
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(株)トマス技術研究所(沖縄県うるま市)の福富健仁社長は「技術を通した環境改善、社会貢献、新技術の研究開発」という企業理念を掲げて起業し、超小型焼却炉「チリメーサー」を開発した。
福富社長がこだわったのは
①人口の少ない離島で焼却処理するため小型であること
②技術者も少ないため修理がカンタンにできること
③人手不足のため誰でも燃やせること
④メンテナンスに期間と費用をかけなくてもよいこと
だった。
そのこだわりを追求した結果、無煙・無臭、さらにダイオキシン類の排出量もほぼゼロで、コンピュータで誰でも焼却操作ができ、壌れにくいという特徴を持った超小型焼却炉「チリメーサー」が完成。超小型とあって、設置のための届出やダイオキシン類の検査も不要といった特徴も高く評価され、今では沖縄のすぺての離島で導入されている。
そんな福富社長と協働しているのは内閣府認証のNPO法人ふるさと往来クラブだ。もともとの出会いは弊誌の「コロンブス総研」の沖縄の元気企業として取材したのがキッカケだったが、その後、12年前の環境展(東京ビッグサイト)に出展したことで両者の仲はグッと縮まった。
「全国の離島や中山間地域で役に立ちたい」という福富社長と、ふるさと往来クラブの「地域振興のサポート」という理念が一致し、それからはふるさと往来クラブが全国区での広報やPR、問い合わせ窓口を務めてきたという。
その後、東京にも離島があるということを知った福富社長とふるさと往来クラブ事務局長の花澤治子さんは、東京都の環境対策や大気保全の所管窓口を訪ね、「チリメーサー」の性能や沖縄での導入実績を説明。
さっそく、東京都への導入について相談したが、残念ながら「超小型は認められない」ということだった。
それでも、「島にはかならず役に立つはず」と花澤さんは粘り強く東京都にアプローチ。そして一昨年、そうした活動のかいもあってか、ふるさと往来クラブのもとに青ヶ島村総務課の小林みどりさんから問い合わせが舞い込んだ。
青ヶ島の悩みは
「島の粗大ごみ、主に家の廃材や大型家具、タイヤやプラスチックなどを島内で処理したい」「ゴミは船で島外へ運ばなければならず、費用負担も大きいから、チリメーサーの導入を検討したい」
というものだった。
ちなみに、小林さんが「チリメーサー」の話を聞いたのは「東京都島嶼町村一部事務組合の作業部会の席上」だった。
八丈島町住民課の佐藤真一課長から
「チリメーサーは超小型で性能、使い勝手ともに申し分ない。ゴミで悩んでいる小さな島にはピッタリではないか」という説明があったという。
これまで青ヶ島村では、し尿をはじめ、生ゴミ、生活ゴミなどの処理については村の規模に合う機械を独自で探し、実情に合わせてシステムをアレンジし運用してきたという。
たとえば、汚泥に関しては汚泥処理場をつくり微生物で分解し、食物残渣などの生ゴミはヒーターで水分を取り菌で分解させ、たい肥として利用する。生活ゴミは週3回回収し、中型焼却炉で焼却処理するといった具合にだ。
そして、これらはすべて村が設備を整え、直接雇用した人員で運用してきたそうだ。
「小さな島だから当たり前」
「島外に出す費用は島の経済を圧迫する」
「環境を考えて正しい処理をする。島の自然を守ることは、島の暮らしを守ることだ」
と立川住夫村長をはじめ、役場の担当者や島の住民も口々に話す。
そうした自主、自立、自治、共生の意識は島の自然環境の厳しさから育まれてきたのかもしれない。
青ヶ島からの問い合わせ後、ふるさと往来クラブの花澤さんは、東京都の所管担当者からの求めや指示に従い、「チリメーサー」の設計資料や図面など詳細資料を提供したが、それでも「火床面積0.5m2以上であること」とする条例があり、なかなか設置許可が下りなかった。
だが、トマス技研もふるさと往来クラブもそれにめげることなく、条例をクリアしようとチャレンジ。完成したのが超小型焼却炉の性能を維持しながら、火床面積を0.504m2にした「東京型」だった。結果、東京都の審査もクリアし、見事、「チリメーサー東京型」は青ヶ島に導入されることに。
こうして、この3月30日に青ヶ島に「チリメーサー東京型」が設置された。はやくもその成果は上がっており、人口約160人の青ヶ島村で「これまで処理に困っていた廃材や大型家具類は100分の1に減容量、減重量になった」と。
しかも「ダイオキシン排出量がかぎりなくゼロなので、島の環境にもビッタリ」と島民も大いに喜び、ナットクしているという。
こうした反応を見て、
「チリメーサーが東京の離島、全国の海岸の自然を守るために役立つことが証明された」と前出のふるさと往来クラブの関係者も確信。今後は「さらに本格的にチリメーサーを活用し、環境保全や地域デザインに取り組んでいきたい。そのための人材を養成したい」と意気込んでいる。
速報! 全国版経済雑誌 月刊コロンブス(2022年1月号)記事
[速報] 奄美出身のゴミ処理の技術者が沖縄で開発した 小型焼却炉「チリメーサー」東京へ❗️
(株)トマス技術研究所(沖縄県うるま市/福富健仁社長)が「海の自然を守ろう、技術で社会に貢献しよう」という理念のもと開発した小型焼却炉「チリメーサー」(ゴミを燃やすものの意)が、このたびはじめて東京都青ヶ島村に導入されることがきまった。
開発した福富社長は鹿児島県の奄美大島の出身。2021年に世界自然遺産に登録されたほど美しい自然に満ちた島で育ち、沖縄の大学で機械工学の知識と技術を養った。そして、この環境を守るには、地域や島の人口、ゴミの量に合わせたサイズ感で、ダイオキシン類の発生がかぎりなくゼロ、そのうえ壊れにくい「超小型焼却炉が人々の役に立つ」と信じ、超小型焼却炉「チリメーサー」を開発した。
現在では沖縄のすべての離島や九州地区の自治体などに導入され、海洋漂着ゴミ、河川からの流木、生活ゴミなどを処理しているという。また、17年にはとくに医療系廃棄物の処理に困っていたインドネシアにODA事業として導入されるなど、確実に実績を積んできた。
さて、そんなチリメーサーの青ヶ島村への初導入についてだが、実はこれまでもトマス技研東京事務所が東京都の関係部署と島しょ地域への導入について議論を交わしてきたという。が、東京都には「小型焼却炉は火床面積0.5m2以上」という条例があり、導入の実現は暗礁に乗り上げていた。
そんな折、20年11月に青ヶ島村総務課の小林みどりさんから「島内には通常のゴミ処理施設はあるが、タンス、机、イスなどの粗大ゴミや廃プラスチックの処理施設がなく、船で運ばなければならない。そのため、費用もかさむし、処理もすすまない」という相談が。聞けば、村民から「リサイクルや粗大ゴミ処理の方法はどうするのか」といった声が寄せられるなか、「東京都の島しょ地域の最終処分場に関する会議で『青ヶ島では焼却炉が小さくて、木材や粗大ゴミの処理ができず困っている』と相談したところ、『チリメーサー』のことを知った」という。
そして「青ヶ島は人口約170人と人手も少ないが、チリメーサーなら手頃で取り扱いやすいのでは」とピンときたそうだ。これに対し、トマス技研は「東京の島のゴミをなんとかしよう」と奮起。さっそく、都の求めに応じて、チリメーサーの説明資料や細部の資料などを順次提供していった。
小林さんも「技術職ではないのでわからないことも多かったが、東京都の関係各課からそのつど、細かく説明を受け、学んできた」と話す。だが、やはり先述した都の条例が大きな障壁に。そこで、福富社長はこれまでの超小型チリメーサーの能力を損なうことなく、都条例をクリアできる東京仕様の「TG-50TK型」を開発。
その連絡を受けて、小林さんは「焼却炉導入の可能性が高まったと思った」という。小林さんはさっそく都に相談。以後、都仕様の設計資料、関係資料などをつぎつぎに提出し、技術確認もそのつど受けたそうだ。
そして11月には都庁に出向き、最終の詳細ヒアリングを受けることに。その結果、チリメーサーの他県での実績も評価され、無事に承認を得ることに成功、導入がきまったという。なお、最終的にはトマス技研からの提案で、投入口が広く、連続投入が可能な「TG-FW50TK型」の導入が決定、現在、鋭意製作中だそうだ。
奄美出身の福富社長が率いる沖縄県のモノづくり企業の技術力と開発魂が、東京の島をゴミから救う。さらに全国に拡大していきそうなモデルではないか。