もうひとつのゴミ処理「炭化」に挑む、トマス技研の技術開発者魂

コロンブス6月号の記事より

もうひとつのゴミ処理「炭化」に挑む
トマス技研の技術開発者魂

沖縄県のモノづくりのリーディングカンパニーとして活躍するトマス技術研究所(うるま市・福富健仁代表)は、煙やダイオキシンがほとんど出ない超小型焼却炉「チリメーサー」を開発し、県内の離島はもとより東南アジアのインドネシアやモルディブ共和国にも導入され、世界の「島のゴミ処理」を担っている。

最近はこれまでのチリメーサーの仕様にはない「地球温暖化対策」のための「炭化炉」の開発にもチャレンジし、このたび独自の「小型炭化炉」の開発に成功した。炭化した物質は炭素を固定化するため、二酸化炭素の排出を削減することができる。また、本来捨てられるはずの廃棄物(非炭化物)を炭にすることで、土壌改良や肥料の原料、建築資材などの資源として再利用できるため、資源の有効活用にもつながるメリットが生まれる。

しかし、ダイオキシンの発生を抑えるために炉内の温度を800度に保つのがチリメーサーにおけるもっとも重要な技術だったが、この小型炭化炉では酸素不足の窒息状態にしなければならない。「その状態で熱源の熱を損失させずに炭化室に供給するのが難しかった」と20年前に「チリメーサー」を発明した代表の福富健仁氏。

この課題をチームワークによって何とか乗り越えたというチームのメンバーは技術部技術開発課の比嘉誠副主任を中心に、顧客からの要望を法的に調意し営業資料を作成した営業部技術営業課の小幡さん、比嘉さんが何度も繰り返し実験してできあがった構想図を具体的な図面、技術資料に仕立てた技術部技術開発課の山里将司さん、そして特許出願の申請書を作製した総務部主任の喜久山朝美さんら。「開発の初期で壁にぶつかったが、みんなでアイデアを出し合い議論し、形にしていくことができた」と比嘉さんはいう。

そしてメンバー全員が「開発魂が掻き立てられた」と話していた。

完成した炭化炉は「地域脱炭素推進交付金」事業に対応する製品としてSDGs社会に大いに貢献するだろう。

 

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