米軍基地のゴミ問題を解決!!その名も「USチリメーサー」!!
月刊コロンブス(2020年11月号)
米軍基地のゴミ問題を解決 !!
その名も「USチリメーサー」 !!沖縄県の米軍基地のゴミ問題は長年の懸案事項だ。そこで、離島のゴミ処理を一手に解決してきた(株)トマス技術研究所(沖縄県うるま市/福富健仁社長)が「基地内のゴミは基地内で」と、「USチリメーサー」(TG-100型)を生み出した。
このあらたな製品の開発にあたって同社はまず米軍基地のゴミについて詳細に調査、基地内のできるだけ多くの人からニーズを聞きとったうえで、さまざまなゴミ問題を解決するためのスペックを搭載した新製品の開発に成功したという。
この「USチリメーサー」は当然、これまでに開発した小型焼却炉「チリメーサー」の「煙もダイオキシンもかぎりなくゼロに近い」という特徴を踏襲しており、「チリメーサーTG-49N1型」より焼却炉内の火床面積が2倍以上(1㎡)、1時間当たり90kgと2倍の焼却処理能力を持つそうだ。具体的には1日(8時間)焼却した場合、720kgの焼却処理ができ、より多く、より大きなゴミの焼却が可能となった。操作方法はこれまで同様に全自動運転で、誰でも操作できるという有能な焼却炉だ。
「現在、USチリメーサーについて米軍基地だけでなく諸外国からも問い合わせがきている。今後、世界の環境問題に貢献していければうれしい」と福富社長は話す。
これからも技術を通して活躍するトマス技研に期待したい !!